車両部だより
第5号(2006年9月発行)
次回は6月といっておきながら、なんだかんだで9月、しかももうそろそろ夏も終わりかけようとしている時までのびてしまいました。半年も滞って申し訳ありません。さてさて、今回はずいぶん前に導入した新車紹介も含めていろいろと掲載しようかと思います。
壱:2006年度車両導入予定
製造車両以外の車両の導入について掲載しています。以下の通りです。
形式
導入年月日(予定)
E851形E852
2006年度中?
タキ1900
2006年度中?
テキ401
2006年度中?
113系T3編成(導入決定)
2006年9月
弐:(車両紹介)117系

■概要

輸送力増強のため、2006年度初の増備車として、今回導入にいたった。8両(4両編成×2本)を一気に導入するという自社としては若干太っ腹的なものとなった。この系列は自社初の新機軸を採用しており、両編成(S1・S2編成)のクハ1両については自社初のボルスタレス台車、バランサー付側窓を採用している(2・3番目の写真参照)他、各車両の冷房機の横に強制換気装置を搭載している。

■車体

前面は非貫通仕様で、大きな種別幕に高運転台、4灯前照灯と2灯尾灯といった特徴のある前面となっている。(1番目の写真参照)側面については自社初の2ドア車、塗装は白をベースとしてオレンジの帯が入っている。両編成(S1・S2編成)のクハ1両についてはバランサー付側窓を採用し、他の車両はユニット窓としている。ドアについては長時間停車時の車内保温のため、取っ手がついており、半自動使用時はドアを手であける仕組みになっている。側面幕については上り方のクハを除き、すべての車両に装備されているが、自社初の種別・行先を別表示としている幕を採用し、あらゆる種別・行先の表示に対応している。また各車両に非常用ドアコックが車体側面のまん中に取り付けられている。

■車内

化粧板は側面がクリーム、妻面・乗務員室後ろは木目調となっている。座席については自社初の転換クロスシートを採用しており、モケットは茶色である。トイレは各車両に1箇所設けられている。

■特徴

優等列車にふさわしい車両設計・車内設計となっており、自社の近郊型電車としては初めて全車両に空気バネ台車を採用している。両編成(S1・S2編成)のクハ1両についてはボルスタレス台車となっている。現在連結器はアーノルドカプラーとダミーカプラーとなっているが後日TNカプラーに取り替える予定である。

■運用

今まで優等列車で運用してきた113系F1編成の運用を置き換える形で運用される。ラッシュ時においては2本連結して8両編成で運転することがある。

なお本格的な運転開始は5/29に開始した。

参:2006年度前期車両入場予定
2006年度の車両の入場予定について掲載しています。以下の通りです。
車両
入場予定日
タキ1900形群
2006年8月
テキ401形テキ403
2006年8月
ワフ101形ワフ104
2006年8月
E851形E851
2006年8月
24系25形オハネフ25 124
2006年8月
24系25形スハネ25 702
2006年8月
24系25形オロネ25 703
2006年8月
24系25形カニ24 111
2006年8月
チ1形チ1
2006年12月
トラ70000形トラ73918
2006年12月
ワム80000形ワム89003
2006年12月
コキフ50000形コキフ50223
2007年1月
ED75 1015
2007年1月
50系オハフ50 416
2007年1月
50系オハ50 255
2007年1月
おくれて申し訳ありませんでした、東海道本線東京口113系復古プロジェクトを早速実行にうつしたいところですが、113系T3編成導入後に考えたいと思います。

次回は11月発行予定です。113系T3編成の紹介を中心に組む予定です。