サロ110-1200
国府津電車区所属のサロ110-1260。(2005/06運用離脱)東京にて 01/28/03撮影
■サロ110-1200

サロ110-1200は113系のグリーン車(但しサロ124、125を除く)で唯一活躍している車両。113系にはその他にサロ111・サロ110(初期形)・サロ113・サロ110-1300などがいましたが、それらはもう運用されていません。

113系のグリーン車の中では唯一新造されている形式です。

現在では東海道本線(東京〜沼津間)で運用されています。サロ110-1200は113系の熱海寄り5両目に連結されています。(2004年10月16日ダイヤ改正以前は静岡まで乗り入れていました)

まあ、いってみればJR東日本がすべて所有しています。

しかし、2006年までに113系引退に伴い、消滅してしまいます。

サロ110-1200は1201〜1219の新製冷房車にあたるグループと、1220〜1288の新製冷房車でなおかつシートピッチ拡張車にあたるグループがありますが、現在のサロ110-1200は1220〜1288のグループのみが残っています。

そろそろ乗りおさめの時期になります。お早めにどうぞ。

それでは、早速みてみましょう。

サロ110-1200データベース
製造初年:1976年 冷房装置:分散方式 座席数:60席
デッキ:あり リクライニング:スライド式1段 テーブル:壁に小さいテーブル
肘掛け:両端のみ 車掌室:あり(トイレ側にあり) トイレ:和式(ペーパーあり)
洗面所:あり その他:帽子掛けフック・消火器 座り心地:★★★(倒すと★★★★)
注意-座り心地については独断ですので、みなさんが乗った時には異なることがあります。
資料写真(すべて01/28/03撮影)
これがサロ110-1200の車内。シートはワインレッド系のモケットで簡素な座席が60席並んでいます。ただの簡易リクライニングシートですが、これに乗るといい気分になるので、グリーン料金を払ってでも乗りたい車両です。また、中吊り広告がない分、開放的です。

特急だと普通席にあたります。(国鉄形では)

車内は自由席です。座席によってはリクライニングしない座席もあるようなので、御注意を・・・。

写真はサロ110-1239

東京にて

これがサロ110-1200の座席。

シートピッチは狭い方です。座ると座面の中にあるバネの音がするときもあります。

ちなみに、座席の方向転換は一度立って、座席の後ろも背もたれを強くおすと回ります。(この説明をみてもピンと来ない方は車内清掃時に清掃をしている人の動きを見てみることをお勧めします。)

座席肘掛けの下の白いツメみたいなものはリクライニングするためにつかうものです。

写真はサロ110-1239 東京にて

↑サロ110-1200の側扉についているシール。デッキに立っていてもグリーン券が必要!